喜ばれない大物 / 赤エイ / アナフィラキシーショックの毒針

Title : 黄色と白だけど赤エイ

 

 

 

釣り人が恐れるのは毒魚です。何しろ毒がある魚ですから当然です。堤防釣りで馴染み深い毒魚と言えば、赤エイ、ゴンズイ、アイゴ、ハオコゼでしょう。これらには体表に毒針があり、刺されば非常にやっかいなことになります。フグは食べさえしなければ何の問題もありませんから、リリース時でも扱いに注意は要しませんが、上記は最新の注意を払っての手に汗握るリリースとなります。

アカエイは汽水域(海水と真水が入り混じっている領域。海へと流れ込む河口域など)から海の浅瀬(深場へも行きます)までを行き来しています。

海まで約半キロ、水深50センチほどの川岸を、ザブトン2倍はあるアカエイが5尾、編隊組んで泳ぎ去る姿を目撃して驚愕した経験があります。

昼でも夜でも釣れます。堤防で上がるアカエイの体長は50センチから1メートル位が平均サイズ。体の大きさの割には、小さ目にカットしたイソメ(海ゴカイ)によく掛かります。リールを巻くと異様な負荷、しかも暴れる気配が全くありません。巻けば巻くほど竿とリールに重さが加わり “ イヤな予感がする ” と水面浮上した物体を見下ろせば、予感的中、脱力モード。

なにせ水流を切る流線形でもなく抵抗力最大の平べったい体型、異様な重さを感じるのも納得です。危険回避の一番手っ取り早い方法は、竿先を垂直にして糸を巻き、無理矢理エイを水上に浮上させてのリリース法。エイの重さで糸が切れます。しかし、この方法では竿先が折れてしまいかねません。

ここはやはり慎重を期して、タモアミですくい上げてから鍼(ハリ)を外すなり糸を切るなりが無難でしょう。毒棘(トゲ)は長い尾っぽの先端ではなく、比較的尾にちかい部分に枝分かれした様なモノがあります。ソレです。

その先端に猛毒が仕込まれているのです。エイが死んだ後も猛毒は有効。浜に打ち上げられたりしていても絶対に触ってはなりません。刺されればアナフィラキシーというショック症状を引き起こすことで有名ですが、最悪の場合は死に至ることもあると言われています。あな恐ろしや!。

これまでに8尾ほど釣りました。もう2度とボクの仕掛けに掛からないで下さいね。よろしくお願い申し上げます。

 

◆アカエイ98センチ。夜釣り、50メートル遠投、置き竿20分。スパイク天秤、錘20号、ハゼ仕掛け3本流線鍼(ハリ)12号を吹き流し。イソメ房掛け。下写真は糸で巻き上げられ水上に浮上したアカエイ。鳥の両翼の様に全身をウチワ扇ぎ。