花粉症の季節開幕 / マルタは婚姻色遡上

Title : 杉花粉拡大写真〈約50万倍に拡大して表示〉

 

 

またぞろ両目の目頭 (めがしら) が異様に痒くなってまいりました。そう、皆さんご存知の花粉症の季節、憂鬱なる季節の到来なのでございます。通院しなければ生活に著しき支障をきたしてしまわれる方、市販の薬で間に合う方、薬なしで何とかやり過ごせる方、症状の個人差で随分と対処法が違うのですね?。

私の場合はかけばかくほど痒みが増す、という生き地獄なのでございますが、鼻水が止まらない方などに比べれば天国に等しいと友人にたしなめられてしまいました。言えてるかもしれません…。

昔は存在しなかった不都合症状、増えておりますね?。しかも一過性ではなく定着してしまうところが頭痛の種でもありましょう?。オゾン層の破壊でおちおち夏場の日焼けも危険となり楽しめなくなってしまいましたお方、いらっしゃいません?。地球温暖化などは、もうお手上げ、ワタクシ達が対策どうのこうのと言えもしない手の届かない問題なのでございましょう?。

夏場になると、田舎のあぜ道に生きたカブトムシを買える自販機が登場しました。お子様達は昆虫採集には関心がなく、ただカッコイイ出で立ちのカブトムシだけが欲しかったのでございましょ?。ひと昔前のお話…。今はそれを欲しがる子らもおりませんね?。

しかし、そんなことを考えておりましても仕方がございません。ただ自分の暮らしを黙々と続けるのみなのでございます。

 

というわけで来月四月、海より産卵遡上してくるマルタを狙った釣りに初めて挑戦しようと策を練っておる次第でございます。背中が銀、脇上段が黒、下段が真紅、腹が真っ白の4色マルタ。

形状が丸太のようなのでマルタと命名との事でございますが、私にはサッパリ丸太の様には見えないのでございます。むしろスマートで、どことなく、こう……。

とにかく多摩川河口域で待ち伏せしようと企んでおり怪しげな目で仕掛け図に視線を這わせております。狙いは60センチ。食べても余り美味しいものではないそうでございますね?。

ああ……そうなんですね?、と気落ちしたりも致しますが、とにかく挑戦してみたいと思っております。

多摩川河口域は漁業権が発生せず、釣りは無料。映画で昔『マルタの鷹』というのがございましたでしょう?。私のは『マルタはタダ』。無料で釣れるのでございます。