猛暑から酷暑へ / 夏の風物詩 “熱中症”

Title : 「今からアイス買いに行く人、くじ引きで決めない?」

 

 

今や、もはや、日本国の夏は亜熱帯であると言われる。故に、亜熱帯地方生息の動物を野山に解き放ってもガンガンに種の保存をキープしているものも多いとか。寒い時期は冬眠越冬し、外来種として定着。

知人の友人である若き欧州女性は、日本の夏、浴衣を着て夕涼みしながらスイカを食べている自身の姿を思い描きニコニコ顔で来日。

当にそのシチュエーションの中、彼女は突然の熱中症に倒れ病院へ搬送された。日本の友人達と縁側に仲良く並び、朗らかに談笑しながらスイカを食べている記念写真の代わりに、彼女が帰国後ツイッターにアップした写真は、ひとくちだけ食べられ皿に取り残されたスイカ。病室のベッドで日本の友人達に囲まれ、弱弱しい笑みを見せる自身の写真…。

年々過酷さを増す日本の夏。猛暑から酷暑へと呼び方も変わりつつあるほどの強烈な湿度と熱風。日本に於ける夏の風物詩、その最たるものはセミ採りでも海水浴でもなく今や熱中症。

夏の申し子、高校球児達は本当に大丈夫なのだろうか。

熱闘甲子園は、熱湯甲子園になりはしないか。