春一番マジか / 木枯らし28号の翌日に吹きすさぶ予定

Title : お願いだから一番をちょうだい

 

 

アザラシさえ鍋を囲む2月頭だというのに、

来週は春一番が吹くかもしれないと予報。

木枯らし1号は何故に冬一番と言わないのか。

何故、春1号ではないのか。

日本語は言葉遊びが過ぎる。不必要な混乱を面白がっているのか。

 

開口一番に、いの一番、サッポロ一番に風味一番。

スポーツなら一番から三番までが表彰台。

 

一番志望校が叶わなくても二番志望校合格ならマズマズ。

 

一番好きな人と結婚出来ずに二番目の人と結婚。

これはいつの時代も古今東西、心はビミョー。

 

先月1月23日午後2時頃、私は春24番に吹かれている。

日記に記してあるので間違いない。

28日午前9時頃に春11番に吹かれた事実を考慮すると、

確かに春一番は来週あたりなのかもしれない。

両生類新聞日曜版から抜粋 / 月桂樹カエル季節外れの起床!

Title : 大アクビする覇者

 

 

インフルエンザたけなわの今月、月桂樹カエルが冬眠から覚めたとオリンピック沼近隣の者達から複数の目撃情報が五輪署にツイッターで寄せられ、噂を聞きつけた住人らで一時オリンピック沼周辺は綿菓子やタコ焼きの屋台が出るなど騒然となった。

「この時期、厳寒期に月桂樹カエルが冬眠から覚めるのは非常にまれです。おそらく湯たんぽが何らかのアクシデントで冷めきってしまい、熱湯を求めて民家へ出向くための一時的な覚醒だったのではないでしょうか」と両生類学者のケロッグ石井さんは推測。

「いえ、夜中の2時くらいだったと思います。カエルの気配がしてふと目覚めましたらね、アレが上がり込んでいて、台所でヤカンに火をかけてたんですよ。月桂樹カエルだってすぐ分かりました。こないだのマラソン、TVのオリンピック中継で茹でガエルになったやつ見てましたから。熱中症だったんですってね可哀想に」と来 ヨネさんは目頭を熱くする。

その後、月桂樹カエルは湯を入れた湯たんぽを抱えて沼に沈み、姿を一目見ようと詰めかけた人々やポメラニアン達をガッカリさせたが五輪村役場はいい宣伝になったと頬を緩ませていたという。

 

 

日本人の不甲斐なさに驚きガクゼン / 電話BOXを通じ発表

Title : 絶句する赤ん坊

 

 

日本人の不甲斐なさが頂点に達した時のみ姿が観測されるという驚きガクゼンBabyが遂に今朝未明、暁の空で確認されたと起床庁が全国都道府県の電話BOXを通じ発表を行った。

早朝マラソンなどで電話BOX横を通り過ぎようとした人々は受話器から漏れ聞こえる速報に驚きを禁じ得なかったようだ。

驚きガクゼンBabyはバラ色の尻をしており起床庁では関係各位に警戒を呼び掛けている。

ニッケルよく読む早朝版1面より抜歯