高知の奇跡 / 宝くじの笑顔 / 緊張と防御

Title : タッカラクジ・ルーレットっス

 

 

高知県、たったひとつの宝くじ売り場から大当り3連発。

不公平だインチキだと激怒する人から、運を全部使い果たしたから残りの人生いいことないよ、とニヒルに呟く人から、周囲大騒動の修羅場になるのサ、アー嫌だ嫌だ、とひたすら眉ひそめる人など、反応は様々。

でもホントは羨ましい。なんせ人間なもんで…。

 

いずれにせよ考えてしまう…。笑いが漏れるのは現物、ゲンナマを未だ手にしていない段階。いざ、受け取る日はどんなものなのだろうかと。

人が笑うのは緊張していない時。防御態勢に入っていない時。人間はそういうふうに出来ている。

だから長丁場を戦うプロレスラーが相手に対してどんな種類の笑い顔を作ったとしても、その瞬間は緊張度、防御態勢が弱い、ということになる。

一瞬で決まる相撲は笑顔を間違っても作れない精神状態、身体状態にある。

常に笑顔を絶やさない女性達は、男性より明らかに緊張する度合いが少ない。防御態勢は男性より強い。よって、女性は一人で外に居る時は笑顔が少なく、知人が周りに居れば笑顔が出始める。防御を相手に預けたからだ。突然リラックスする。

もちろん、相手の事を嫌いなら笑顔は出ない。嫌いだから出ない、というより、厳密に言えば、相手に対して防御態勢に入っているからだ。

自分はほとんど笑い顔を人に見せない。

そう思っている人は、一体何に対して、緊張し防御態勢に入っているのだろうか。