レインボーブリッジの色を変えた損失 / 感染注意喚起の代償

Title : DOG専用フェイス・シールド

 

 

「今日は、東京土地事選直前ということで、番組放送時間を通常より2分ほど延長して総力特集してまいります。…ゲストはスタジオにたった一人だけしかお呼びしておりません。東京退学教授の糸吐開口(いとはきかいこ)さん、よろしくお願い致します」

「別に……。いいですけど」

「早速ですが、原色の小粋土地事やはりが立候補を表明したわけですが、今回のコロナ騒動で都は不必要な税金の無駄遣いを多く指摘されておりますよね。この点をどうお考えですか」

「まぁ…、都の税金無駄遣いの最たるものの1つに東京アラーホがあります。ご存知の通り、これは都内で再び感染者が増加した時にベイブリッジの虹色が赤色に変わり、都民に警戒感を促す、というものでした。

あれほど巨大な橋を虹色から赤色に塗り替えるわけですから、莫大なペンキ量、それを運ぶトラック燃料費、人件費、総計約5兆円が吹っ飛んだわけです」

「ペンキの量、ハケでペンキを橋に塗り付ける職人さん等、数字的にはどれ位だったのでしょうか」

「ちょっと、お手元のプリンをご覧下さい。プリンの横にメモが視界に入っていると思います。そちらのメモをご覧いただけますか」

「はぁはぁ。ペンキ缶500000個、職人(テレワーク含む)70万人、缶、ハケ輸送に携わったウーパーイーツのバイト約8000人、とありますね。これは凄い予算になったんじゃありませんか?」

「5兆円のうちの2兆円ほどは、削りはがしたレインボー色のペンキを溶解し、それを廃品業者に入札制で個別販売した売り上げが計上されましたが、残りの3兆円は今尚都内某所から湧き出ている地下の真水です。まさに都民の血税が文字通り血の赤に塗り替えられてしまいました」

「今回アラーホが解除された段階で再び職人さん達が橋を虹色に塗り直したわけですが、一夜で塗り直すのは大変だったんじゃないですか」

「小粋土地事は都の請負業務を失職した人々にあっせん、有意義な雇用確保が出来たと満足気ですが、日給は一人当たりどれくらいだったのでしょうか?」

「ウーパーの方には現物支給でルーパーという両生類を2尾、ペンキ職人には一人頭、20饅頭と聞いております」

「つまり、我々への政府給付金がひとり10万円でしたから、10万は逆さから読むと万10。漢字に置き換えますと万頭(まんじゅう)。その政府案に足並みをそろえる形で饅頭(まんじゅう)にしたのでしょうか」

「そういうことだと思います。大阪でも痛点閣の色を変えるという警鐘がとられましたが、こちらは大規模なペンキによる塗り替えではなく、府民全員が一丸となってペンキ玉を痛点閣に投爆させる手法が取られました。

おかげで総費用は2~3万円で抑えることが出来ましたが、手投げの悲しさ、高さ4~5mまでしかペンキ玉が届かず、せっかくの蛍光塗料ペンキも全く遠見からは確認出来ず、痛点閣の前を横切る人だけしか警鐘を確認出来なかったのは残念でした」

「はい。…以上の検証から土地事選の行方を占いますと、糸吐さんはどうなるとお考えでしょうか」

「今回の塗り替えに使われたペンキは全て原色だと聞いております。やはり土地事も原色が強いと思います」