夢の中に生きて / 夢の中に消える / はかないサダメ

Title : 「ア、オレいま頭アレだから、酒飲んで熱いから、だから、ええ、何だ?、アレ何だっけ。まあいいか」

 

 

“しょせん、この世はうたかた” という言葉がある。うたかた、とはコップなどに水を注ぐと水面に泡が出来るが、ソレのことである。ソレはすぐに消滅してしまう。水泡に帰す、とやら。

歌手で俳優、人気ありありの人が、結婚を機に人気ガタ落ち。

芸能界ではよくある本末転倒な現象。ファンは夢から覚めた。自分だけの彼、という仮想現実、もはや自分自身には通用しなくなった。

彼はファンに思いがけない想定外の夢を売り、ファンだと公言する人達は自己自然発生的に、その夢を買った。

今後、彼は妻に無償の夢を進呈し、それを見たくないと言うファンだけが去る。

ゲーマーもまた夢の世界を買い、夢の中で自身が作り上げた仮想現実に浸る。この場合は、相手は生身の人間ではないので裏切られたという唐突なるシャットダウンはない。

現実の人を各地公演、コンサートでオッカケ。ゲームの中で何かをオッカケ。

オッカケると誰しも恐ろしいのがモンスター。

 

酒事に甘い、大甘の日本国。日本人議員が国益を損ねかねない酒事の大失態。

過去に再三、酒で苦い経験を積み上げているというのに再びの醜態。酒害、アルコール依存症を疑いたくなるというものだ。飲まない誓いを守れないのだから。

酒を浴び酒気を帯びた本人が言ったりしたりしたことは、酔っ払ってたんだから大目に見よう、が日本人の常識。だが、派手にアドバルーンを上げたことで彼の夢の中を私達は垣間見た。

彼はロシアの人々に無料の悪夢をバラまいた。追って、日本人にも。

愚かな議員は酒から覚めシラフになっても、彼の内なる悪夢は消えることはない。依存症は居座り続けるから依存症なのだ。

隠して隠せるものではないハズだったが、隠せたのでロシアに行けたのだろう。

党内の彼のファン、有権者、講演会はどう出るのだろう。