ネバー・エンディング・ストーリーとエンド・ストーリー / マイティドラゴンの頃

Title : 「アレッ?!、オレもしかして自力で空中浮遊してる?」

 

 

子供の遊び相手が龍だった頃、少年少女はその背中にまたがり世界中を駆け巡る事に思いをはせた。

小学1年生だった私は『エルマーと龍』という絵本に夢中だったし、その後、ピーター、ポール&マリーの ♫ パフ ♫ を好んで歌うようになった。パフも魔法の龍だった。

更にその後、映画『ネバー・・エンディング・ストーリー』ではファルコンという龍が少年を背に乗せる。

子供が夢を視なくなり、空想のおとぎの国は消滅しかかっている。不毛な現実の虚しさを子供達に思い知らせるために、虚無という名の狼がおとぎの国へ入り込んで来た…。

更にその後、映画『トイ・ストーリー』では、おさな児が成長し友達だったオモチャと決別する悲しみが切々と描かれる。

 

ここ日本では、油絵具で描く洋画より、日本独特の顔料で描く日本画の値段の方がバカ高い。何十倍もの価格差も驚きではない。洋画は西洋の猿真似で日本画は日本独自の物だから、という理由。

日本画では好んで龍がモチーフに選ばれ、有名寺の天井がや壁画への依頼が舞い込んでくる。そのギャランティーは非常に高額だ。

 

私には大きな疑問がある。

龍は空想の生き物。当然、作家は自身の想像で龍の姿を描くことになる。

日本画家の方々の描く龍は、みな同じ姿かたちをしている。

何故か。

昔の人が書いた龍をコピーしているだけだからだ。

う~ん。寺の屏風や天井画、日本画の龍、子供達は見ないもんねぇ。

 

だったら独創性はいらないのかな?。