絶食ダイエット (19) / 浪人生の絶食ダイエット / 判断力の欠如

Title : 体内の異変

 

 

 

絶食ダイエット2週間目。

起床と同時にあたふたと洗顔歯磨き、迷わず台所でコーヒー。

ゆらありと現れる母、「勉強してんのアンタ」と恨めしや。

「今日から始動します」と素っ気なくボク。

いえいえ嘘ではないのです。いい加減に勉強始めないと不安で仕方がなく、その重圧たるや子泣き爺に捕まった旅人に等しく…。

溜まりに溜まったラジオ講座の英語授業を聴きながらモクモクと受験勉強に励む姿はドーヨ。

しかし時折、目がかすむ。アレ、何だこの曇り。コンタクト無き両目をゴシゴシ。

何とか回復するも、これまでにない現象。

ソレが何度か起きたものの、気が付けば5時間ノンストップで勉学特急!。

やったネ、この調子でイケば楽勝合格かもーと立ち上がった瞬間、あたかもテニスプレイヤーがサーブ打とうと大きく振りかぶった時のように大きく部屋が斜めに回転、ボクは冗談のように畳の上に勢い込んでブッ倒れェ~!!。

何だコレ。

何だ今の。

全身に底なしの疲労感が湧き上がり始める。そしてソレは止まらない。

何だか…。理屈抜きにマズイかもしれない…。

これ以上の絶食は…。

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