取扱説明書、どッ、どこなのッ! / 人間の言語感覚

Title : スラング・マシーン

 

 

アメリカ映画、ドラマを観ていて常に引っかかってしまうのです。相手に吐き捨てる様に「ANUS HOLE !!」と言うのです。koumonという意味であります。老いも若きも、セレブも、性別階層関係なくごく普通に言うのでした。言われた相手は言われ慣れているせいかビクともしないようで、ビクッとするのはボクなのです。

画面に清楚な上流階級所属の女性が登場。まさかこの人は口にしなだろうと安心して観ておりますと、突如言うのです。

日本では類似する言葉に kusottare というのがありますが、まず女性は口にしません。類似ではありますが、この言葉は便秘で苦しむ人が聞いた場合、ひどく羨ましがるわけで、私もそうなりたい ! と叫びたくなるでしょうから、あまり相手を愚弄する力はありません。

それに対し、ANUSHOLEの方は排泄器官の名称ですので戸惑いを隠しきれないボクなのです。非常に重要な器官なわけですし、全ての人が有しているわけですから、相手を愚弄する言葉に用いて宜しいのでありましょうかネェ…。アメリカのkoumon科のお医者様は傷ついておられないのでしょうか。心が痛みます。シクシク…。

この言葉が愚弄する時に使用できるのであれば、「この心臓野郎が !! 」とか「とんでもない肝臓野郎だぜ全く」とかもアリなのでしょうか。それとも、あくまで順列的に末端の器官のみOKという判断基準によるものなのでしょうか。息詰まってしまいますです、アメリカ的感覚を理論化してはみたいのですが…。

何も考えずにただ慣例で使用しているという線が濃厚でありましょうか?。

いずれにしても、生き残る言葉には重みがあるもんですから、きっとこれで宜しいのでしょうね。言う葉っぱ、と書いて言葉。やはり例えるなら常緑樹、ということになりましょうか?。

 

涙でにじむメール文字ください / 発売予定ありますか

Title : な、涙で文字が見えんッ

 

 

メールって何て便利なんでショ。いつもトントン、トンカラリッとお世話になってますよねぇぇぇ…。メールないと困る、生きてけないってヒト莫大な数です。

手書きは厳しいものありますゥ~。自分の字のヘタさにガックシとなり、美しい字を書けるようになる通信講座を受ける人も昔は結構居たのだそーですね。ペン習字だとか言って雑誌の広告見て申し込んだりしてたって漏れ聞きましたですョ。

今もやってたりします?。流行る流行らないで言えば、お習字も手習いとして十分楽しめますけど、町の書道教室もきっと少なくなってるのでショ?。

 

爆風スランプのサンプラザ中野は切々と歌い上げましたね?。

♪  ペンフレンドの2人の恋は

つのるほどに 悲しくなるのが宿命

また青いインクが涙でにじむ せつなく

 

と…。本当に聴くたびに切ないですよねぇぇぇ…。涙でにじんだであろう青インクの文字を見た時の衝撃は相当なものがあったのではないでしょうか。彼女は彼の、相手の純真さが怖くなったのかもしれません。いい加減な気持ちで、遊び半分に会いに行ってはいけない。私は彼の気持ちを受け止める自信がない。

彼女の最後の決断は待ち合わせの約束を破る事。若く未熟な彼女の精一杯の誠意だったのかもしれませんねぇぇ…。ウッ。

 

そんな楽曲  ♪  大きな玉ねぎの下で、からさかのぼると由紀さおり様の名曲  ♪  手紙。これに行き当りますことでしょうね?。ね?。

 

♪  何が悪いのか今も分からない 誰のせいなのか  今も分からない

涙で綴り終えた お別れの手紙

 

この歌詞には涙が便箋に落ちて字をにじませた、とはありません。女性は泣きながら手紙をしたためました。字をにじませてはいけない、という大人の配慮を強く感じますョ。いたわりがありますねェぇ…。

大きな玉ねぎの下で、の主人公の青年は相手に配慮する心の余裕などなかったことでしょう。それが若いということ。純朴だということ。それもまた誠意でしょう?。いたわることが出来ない代わりに在るがままの心を相手に惜しみなくプレゼンしたのでした。

この双方どちらでもない、手紙の文字と涙について言及した方がおられます。因幡晃 (いなばあきら)の、わかってください、の主人公デス。

 

♪  これから淋しい秋です 時折 手紙を書きます

涙で文字がにじんでいたなら わかって下さい

 

と…。わかるって何を?。それはこの2人の物語を紐解かなければなりませんョ。歌詞を全部見ると、アア、なるほどね、分かりましたとなりま……

一応、確認しておきますが、分かって下さい、というのはリスナーに向かって言ってるわけではないですからネ?。手紙を受け取る側に対して言っているのですからネ?。分かってますよね?。え?。

ですわよねェェェェ…。

 

気を取り直しマトメに入りますと…。うん、……そう……。

ここデスね。ここ。メールが絶対に手書きのお手紙に勝てないポイント。まぁ、しかし昨今のハイテク進歩はド肝抜かれますから、もしかしたら将来、涙でにじむメール文字というのが作られるかもしれんのです。何かこう…、何?、アプリかなんか入れんでしょ?。いッ、入れんでしょって出ても居ない物の解説聞いてどうするッ!(爆)。

早いか遅いかは関係なし?

Title : 「ア、オレ立ち上がり遅いほうだから」

 

 

ワールドカップで日本が初戦大金星。スターバックスでお茶していると、後ろから「まぁ、日本はサッカーの歴史、まだ浅いから。長い目で見なくちゃな。これからだよ」

確かに。友人にこのことを話すと、

「中国は資本主義世界経済参入、先進国と比べてメッチャ日が浅いけどな~」

確かに。

日本には “ 善は急げ ”というコトワザがあり、“  急がば回れ ” と併せて臨機応変にね、とご指示。というか、今ではあまり日常会話で使われないが。

教訓系昔話の “ ウサギとカメ ” なら小学校低学年で学ぶだろうか。

早いにこしたことはない。は皆の口グセ。確かに。遅かった、は良い意味で使われることは断然少ないのだから。いい意味なんて、せいぜい間合いについてくらい。でしょ?。

しかるに、ありとあらゆる事柄が日進月歩のスピード時代、その道のエキスパート目指すお方の、遅咲き、大器晩成、果たして損か得か、実に興味深い。

 

花形ではなくなったオーケストラ / 形式よりラフ・スタイル / 楽団の居場所

Title : Show Time

 

 

来たるべき近い将来には云々…。いつの世も大予言に戦慄する人類。

大衆を不安のどん底に叩き込む恐るべき予測、予言。

その道のエキスパート達により打ち上げられるアドバルーン。

石油枯渇によるエネルギー戦争、エイズによる人類滅亡の可能性…。

それらの予測が世界を駆け巡る時点で、頷ける信憑性は確かにあった。

あったが、人類は手をこまねいてはいなかった。

世界の英知、総力を結集して難関を乗り切る。

つまりは最悪のシナリオ回避。流石と言う他なく、

ただひたすら尽力される方々に敬意を表したい。

かつて、世界を全く、これっぽっちも駆け巡らない予測があった。

予測というより暗黙の事実だったから、

と言った方が良いだろうか。それは、

 

音楽は永遠。音楽は衰えず。

 

これは今なお全くその通りで、いにしえより不変の存在、

いつでも何処でも人類に必要不可欠なMUSIC。

ただ、全く信じられない落とし穴があった。盲点が。

 

クラシカルなスタンダード楽器の製造の落ち込み。

 

僅か数十年前、音楽家達やリスナー全てが完全に予測出来なかった事象だ。

世界大戦時代のアメリカ白黒TVアニメには

セリフの代わりにあらゆるオーケストラ演奏が場面場面の様相を表現した。

チャップリンのサイレント時代はもとより、

ヒッチコックの映画に至っても

オーケストラによる場面緊迫表現が大半を占めていた。つまり、

クラシック・コンサートに限らずオーケストラは、

他のあらゆる総合芸術に必要欠くべからざるものだった。

映画のテーマ音楽華やかなりし頃、それは

オーケストラ抜きには考えられなかったほどだ。

 

 

Title :エッグ・コンダクター オーケストラが蝶ネクタイだった頃

 

 

オーケストラに使用される楽器は、ジャズの楽器でもある。

やがてロックが現れ電気楽器が異様なまでに世界を席巻するが、

オーケストラ楽器はそれらと共存し、特に

ピアノやバイオリンは重要な橋渡し役を務めた。

現在も引き続き努めては、いるものの。

 

頻度が低下した。

 

ラップの台頭。これは凄い。オーケストラ楽器はおろか、

エレキギターやドラムスさえお呼びでない楽曲も多数を占める。

世界がデジタル化してゆくのに比例して、人々の感性もデジタル化を始めた。

人間性を上回る幻想世界へのダイヴ、

トランス・ミュージックがさざ波を立て始め、

人間性を前面に打ち出すラップがそのさざ波にクラッシュ。

反駁し、ダンスミュージックがそこに割って入る。

ラテンミュージックは依然ブラスと仲良し、

磨き抜かれたスタイルに拍車がかかる。

ロックもそう、ジャズもそう。

変わらぬことではオペラも忘れてはならないが。

だが、だがしかし、やはりオーケストラの出番は見る影もなく減った。

グラミー賞を見れば認めざるを得ない。

となれば、オーケストラ楽器演奏家予備軍は確実に減るというものだ。

サックスやトロンボーン、チューバを販売する楽器店を

都内で見たことがあるだろうか。あまりの店舗の少なさに呆然とする。

高価であることもマイノリティー主役の時代には不利な立場。

 

近年の映画作品は暴力をテーマとするものが非常に多い。

破壊に走るアドレナリン全開は、

秩序だったオーケストラ形式を嫌うのかもしれない。

ダウンタウンの匂いがないことに憤りを感じてみたりするのかも。

無論、映画会社ではなく大衆の要望でだ。

 

音楽は感覚。楽器の数量図式が大きく塗り替えられたということは、

要するに人間の感覚が著しく変容したという証明。

オーケストラの野望は時代に阻まれ、本来あるべき縄張りに収まったという事か。

 

 

Title : 淑女はドレスで交響楽

 

 

千の風になりたい理由

Title : 千の再会

 

 

 

圧倒的な全国支持を受けた楽曲  ♪ 千の風になって を聴いていると感慨深いものがある。人は一戸建て住宅、持ち家を望む。一国一城のアルジ。近年はマンション志向の人も富に増えはしているものの、独立した持ち家を望む人は多い。

自分だけの、自分の家族だけの自由な領域。自由な世界。

 

お寺のお墓は一戸建て住宅、都会のBOX型お墓はマンション形式。

♪ 千の風になって、では、私はお墓に居ないのだと告げる。

持ち家がお墓と言う名前に変わった、というだけではなかった。

そうではなかった。

人の役にたちたい。誰かの傍に居たい。肉体が滅び、魂だけになってなお、人の想いは変わらない。永遠に。その地に縛られる持ち家と大きな空を吹き渡る魂。そのコントラストを繋ぐものは人と人との触れあい。畑に降り注ぐ煌めき (きらめき) の風は親と子の懐かしき再現のようでもある。

 

 

生きているのに、肉体を持ち合わせているのに、度々その事を忘れてしまいそうになるボクは、度々に愚かだ。

世界ヒーロー大百科事典から / 進化し続けるバットマン

Title : 飛行するバッホエ

 

 

コウモリであるところのバット、そしてクジラであるところのホエール。この両者の長所のみを併せ持つバッホエマン。ドイツ語ではバッハマン。

口から塩水を吹き悪党を倒すことで知られており、素性は不明。

体長2~3cm。世界各地の鍾乳洞内、観光客が捨てた空き缶などで爆睡している姿が時折確認される。

 

時代と共に、映画に登場するバットマンの出で立ちも大きく変化したでゲス。よりゴッツく強靭なハードコスチュームになったゲス。まあ、核弾頭なんぞを阻止奔走するわけでありますから、それに見合ったスケール・コスチュでなければなりまッせん!。

当初の実写版TVドラマのバットマン・コスチュームは新体操の素材のように超薄着でゲシた。釘にでもひっかけようものなら即ビリビリ、今時分だと確実に風邪引くでゲス。

夜の世界、闇の世界の象徴だったコウモリも、やたらと日中駆り出されることが度々でゲショー?。

それだけ事態は、時代は、巧みに複雑化してるってことッス。

バットマンに限らず、やはりタフでないとねぇぇぇぇ…。

新しい誰かの為に私など思い出さないで

Title : 天井裏のフシ穴から真下を覗くとハッタリハンゾウは物思いにふけっているところであった

 

 

 

梅雨でもなヒのに、今日はまるで6月梅雨時を思わせる感じがしてしまフ…。

こんな時、人は湿度の重みが身体にのしかかるのを感じずにはいられない。

でもちょっと待って…。 ムファッ…

こ、これってマサカ、心の湿度、すなハち溜息のミナモトであるところの過去のワダカマリの重圧こむら返りッ ?!。

それとも、さッ最近は持病じゃないかと疑い始めた腰痛や肩凝りがもたらす将来へのバクゼンとした溜息感のシボミ風船ッ?。

ハゥクッ!。

 

新しい誰かのために わたしなど思い出さないで

声にさえならなかった あの日のことを

季節は運んでく 時の彼方

六月は蒼く煙って 何もかもにじませている

雨のステイション

会える気がして

いくつ 人影 見送っただろう

 

〈松任谷由実 / 雨のステイション〉

 

 

新しい誰かのために…。わたしなど思い出さないで…。

 

そホ。新しい誰か…。もう私は新しくはない?。そホね。

あなたにとっては。

他の新しい人達にとっては、わたし新しい誰かなのよネ。

わたしなど思い出さないで?。…そフね…。

それは思い出してくれないかなって願望の裏返し。

だいじょホぶ。きっと思い出したりしない。何かのハズミ以外では。

 

新しい誰かのために わたしなど思い出さないで

 

そホ。新しいわたしに近づいて来る、新しい誰か。それホ待とうよホ。

それが梅雨開けってことでしょフ。雨がリフレインするから梅雨だもんねヘ。

そホ…。今日はまだ梅雨でないの。ボクったら間違えちゃったんだね。

ハァフッ。

スマホのバッテリーとカニの関係 / 重要度の変異

Title : 耳よりな情報大魔王

 

 

カニも痛みを感じると最近判明。なので皆さん、生きたカニをいきなり熱湯に放り込むのは残酷ですから気を付けましょう、とラジオの声。暴れるカニの姿を見るにしのびない、と。でも結局美味しく食べる。

驚く…。

カニに麻酔をかけ食べるべきか…。

 

スマホにカバーは放熱阻害でバッテリー劣化、特に革カバー。こんな知識を知りつつカバーする人が大半。だってスマホが滑り落ちて破損するよりマシだから。可愛いカバー、付けずにおれるかッ。

なわけで大半の人がカバー付け。

賢い知識より気分が優先。本質ズレまくりだけど分かるようなその気持ち。

錦織圭の大活躍でWOWWOW加入者が爆発的に増えたのも、まだまだ記憶に新しい。数々の名作映画より自国の選手活躍なら視聴料も何のその。

 

内容や質より気分、それが今の時代。東南アジアの若者もメイドインジャパンのバイクより装飾性抜群のヨーロピアンだし。

 

やっぱり、常に今日の美術嗜好性を窓の換気の様に取り込める企業が、何より勝者。

分析より視覚の時代。これにNOと言う経営者、ちょっと不安かも。

ワールドカップとイタリアとベネチアと

Title : 世界中の視線を集めるとボク的にはこんぐらいかなと

 

 

イタリアがまさかのワールドカップ不出場。祖国の威信と存在を世界に示す絶好の好機といえる祭典において。

イタリアのフットボールファンには残念な結果だが、イタリア市民にはさしたる問題ではない。

水没するベネチアを救おうと世界の英知が動いている。美しき水の都への祈りは世界中から寄せられているのだ。

視線は連なる。七つの海のさざ波の様に。

 

イタリアよ、祖国の存在は充分だ。

シグナル / TOKYO・SOS・CITY

Title : マヌカン星人

 

 

何にでも兆候はある。注意深く観察していればたやすく分かる。

20数年前、女子高生ファッションとしてルーズソックスがあった。マスコミが紹介し有名になった。

足首の太さをあざ笑われる。それを隠す目的のルーズソックス。

ズボンを腰よりはるか下までズリ下ろすファッションが流行った。

足の短さをあざ笑われる。それを回避するために、錯覚だよと。

渋谷でヤマンバメイクが一部女子の間で流行した。

顔立ちの悪さをあざ笑われたくない。その自衛手段だった。

全てはボクの独断分析。きっとデタラメだと言われるだろう。

 

どんな不可解な事象にも、必ず理由はある。

普通の人は言う。オマエはモノゴトを悪く取りすぎだと。