祖国 / ワールドカップへの道

Title : 祖国

 

海外の犯罪映画が実に興味深いのでやたらと観ている。いつも思うのは、ヨーロッパ各国のギャング映画における興味深いシーン。

それは、ギャング達がTVでサッカーの試合を観ているシーンが多いことだ。バーでも事務所でも自宅でも、やたらと観ている。気にかけている。ボスも配下の者達も。女性はそうでもない。

ソファで周囲に女達をはべらせているボス。しかしTVはついていてサッカーの試合をチラチラ観ている。

アメリカ映画だと、ギャング達はTV自体をあまりつけておらず、つけていてもバスケや野球の試合ばかりというわけでもない。

要するに、ヨーロッパのサッカー人気がいかに半端ではないかが見てとれるということだ。まるで窓から朝日が昇り沈むのを毎日見るかのような一体感。これは凄い。

スポーツなら何でもかんでもの日本とはまさに対極。

この違いは一体何だろう。

ヒップホップと福音派 / 旧モラルと新モラル

Title : 新階層

 

 

感覚的、刹那的、動物的反射。世界は享楽的な誘惑に溺れる。

2018年のグラミー賞はヒップホップ時代をダメ押し完全宣言、教会福音派の美徳や常識、理想論を全否定し現実世界を真っ向から直視するリアルな歌詞が人々を捉えて離さない。

キリスト教は時代の流れに左右されない人間不変の在り方を厳守、ヒップホップは時代の流れのみを追う現実的で実際的な狩人。Jay-Zはオレ達黒人を支配出来る時代は終わったと快炎を吐く。

マネー、SEX、ファッション。自分が何者なのかを宣言し、力のみが全てだと鼓舞する。これがオレの、私のアイデンティティだと。プライドなんだと。

日本も負けずにマネー、マネーでカジノ構想、外貨獲得に意欲を燃やす。ギャンブル依存症対策、その具体的青写真作成は構想段階で政治家の義務。そこはスルー。いつもながらアイデンティティー抜き、プライド抜き。

だけど、しっかり享楽的な惑溺はイッショ!。世界にしっかり付いていけてます。

世界は不思議に満ちている

 

 

昔に比べ、やたらと「有り得ない」を連発する若者が増えた。余りに小さな自分だけの世界の中だけで暮らしているせいなのだろう。なるほど、それなら日常遭遇する大半はアメィジングだらけ。納得。

先手必勝ならぬ先手引き分け

Title : ハンガー・ゲーム

 

 

ハンガーで吊るされる醜態を見せるくらいなら、いっそハンガーの中に身を投じてしまうのも一興なんだねぇ、これが。

物おじせずフトコロに飛び込む。

虎穴に入らずんば虎児を得ず、

懐刀に成れそな予感、

ついぞ広がる可能性、

というこどたったりするわけなんだ、これが。