運試し / 金は天下の回りもの / 招福勝運

Title : 運貯めし~

 

 

時の経過。ただそれだけのことだ。新年に変わるのは。

当然のことながら、人間の操作など何ら関係もなく

日付は変わる。

新年になる。

いつもの12345678…という時の経過が、

突然、日本人にとってだけ年が明けるになってしまう。

明ければ、必ずおめでたいことになってしまう。そう決めつけられてしまう。

実際は、現実は、人の個々の幸福の所在は様々。

まあまあ、それは置いといて単なる挨拶だから。

そうはいかない。

現に、年賀状、今年は控えさせていただきます、というものもある。

郵政省を儲けさせるために年賀状をせっせと書いても世間の景気にはなんの影響も与えない。

今はもう違う。

金は天下の回りもの

というお人好しな感覚でいられる時代は終わった。

金は天下の回りもの、だが回るコースは誰かが決めている

待てど暮らせど何も来ない。という経験などない人こそ決めている人の側だ。

クリント・イーストウッドの映画『運び屋』の中で、主人公が言う、

「100才まで生きようとするのは99才の人間だけだ」

これが真実なのだ。10才の人間が100才まで生きる、と言っても良い。

ただ、言って良いだけで、事実無根は何ら変わらない。

1年1年積み上げるだけだ。年が明けるのは夜が明けるから。いまだ眠り続けている主体性の人にも明ける年。年は変わりはしない。

 

誰かの思惑で操られる。その他大勢さん、今回もシッカリやってくださいねー、などオシマイ。

調子いい時だけ自己責任と言われてもねぇ。何も考えずに、これまでそうだったからそうする、はお人好し、無知、おまぬけ。

運は天下の回りもの

でもない。福袋、初詣、どれも運が巡ることとは何の関係もない。

招福と運試し、は全く違う。縁起担ぎ、と招福も別物。

 

ないものねだり、継続。それが不幸を嘆く日々のコツだ。

 

Title : 本年もよろしく