ニュアンスで変わる想像力 / タイトル命 / 間違えたら売れ行きダウン

Title : 八手(ハッシュ)タグ観音ネコ

 

 

「知らない人に “ お前 ” って呼び方されるとムカッとくるけど、“ お前さん ” て呼ばれると悪い気しないのナニユエ?」と、MAP(音楽地図の老舗)のサナギ。

「ホントだねぇ。サザンの ♪ 真夏の果実 ♪ 、アレ、“ 真夏の果肉 ” だったらヒット売り上げに相当響いてたと思うしなぁ」と、MAPのキムチタクワン。

「アーアー、そのニュアンス分かる分かる。自販のオレンジジュースの果肉入りって表示はナンツーことないのにな。みんな無意識にニュアンスの想像力で好き嫌い決めてるのかね」

「ニュアンス、雰囲気、マーそうだねぇ日本人は特に。映画の『羊たちの沈黙』ってあったべさ。『豚たちの饒舌(じょうぜつ)』だったらどうだろ。格調の高さブチ壊しじゃない?」

「言えてる。『牛たちの絶叫』となると、まずオレ見ない」

「見ないどころか、とっさに身構えません?、そのタイトル聞いた瞬間」と廊下を通りがかる生き物ばかり(某動物園名称)の従業員。

「ようするに、ものごとには全部、それにふさわしい絶対要素ってものがあるってことかな。九ちゃんの ♪ 上を向いて歩こう ♪ だって、♪ 上を向いて歩けば ♪だったら?。棒に当たる……。すかさずそう合いの手入れたくならない?」

「別に…それはならないかな、って」

すこしイラッとしながらキムチタクワン、

「とにかく、日本人は英語学習なんてしなくていいんじゃないかな。外国の人が日本語覚えて日本国内で使ってくれればいいんだよ」

「オレもそう思う。外国の人って、けっこうむずかしい日本語、覚えちゃうの早いよね。島国DNAと違う何か、語学習得DNA持ってる気がする」

「マ、英語オンチの日本人だって英語圏で暮らすと英語しゃべれるようになるんだから、日本で暮らす人は英語なんて無理して覚えなくてイーでしょ。

前は洋食ブームでナイフとフォークの正式な使い方を覚えましょ、なんて言われてた時期があったらしいけど、今じゃ世界的に日本食大ブーム。オレ達、海外の人に正式な食事作法なんて要求したいっけ?」

「いやー、その国の人達のやり方でお好きにどーぞ、でしょ、やっぱ」

「だろ~?。だから海外の人に日本語覚えてもらってさー、ニラレバ炒めって言う外国人と、レバニラ炒めって言う外国人とどっちが多いか調べてさー、日本語の未来について語り合うべきなんじゃないだろか」

「よく分かんなくなってきた…。とりあえず解散しまっす」

日本のお敬語 / 言葉使いの罠

Title : おモンキー

 

 

日本語には敬語というものがある。相手を敬う(うやまう)素晴らしい物言いだ。当の日本人でさえ、敬語を正しく使いこなすは非常にむずかしい。

手っ取り早く “ お ”を名刺の前に付ける。これは敬語なのかどうなのかボクは存じ上げない。

握り、に “ お ” を付けておにぎり。

二番煎じになるから寿司の握りに最早 “お ” をつけられない現実がある。

おバカというのが流行にもなった。可愛い感じがして好ましく響くからだ。

“ お ” と同じく、御(おん)というのがある。御歳暮、御手洗い、御馳走(ごちそう)、御無沙汰(ごぶさた)、ETC、ETC(エトセトラ)…。

おバカでなく、御バカ(おんバカ)だとどうだろう。妙に、そういった偉い地位でもあるような印象になる。

おトウフではなく御豆腐にすると、たちまち宮家御用達な豆腐に違いないと確信してしまう。反対に、「おぶさたしてます」「おちそう(お馳走)ですね」だと間抜け極まりなくなってしまう。

イントネーションで “ お ” と “ 御 ” を使い分けるのであろうか。それともハナから両者は同じもの、同一語なのであろうか。

「おミカンど~ぞ」はある。「おバナナど~ぞ」はない。おトマト、もない。

お野菜、お肉、お菓子、OK。お食パン、おカステラ、おソーセージはない。つまり外来語に “ お ” は付けない。お寝間着、はあっても、おパジャマはないのだから。

しかし、“ 腹 ” は日本語。でも、お腹(おなか)はアリ。

お手を拝借、お目目、お鼻、もアリだが、お心臓、お胃腸、はナシ。おトボケ、おフザケはあるが、お冗談はなくてゴ冗談と発する。

おウドンもおソバも許すものの、おキシメンは許されない過酷な世界。

お洗顔は見逃すが、お歯磨きはご法度。

お決まり、お約束は讃えられるが、お契り(おちぎり)は聞き捨てならない。お役所、お上(おかみ)は当然だが、お先生、お学校と言えば笑われる。

何という国民!。ただ者では、なああああああーい!!。