Title : 一目瞭然なら許されるけど
我が国がIT後進国であるとコロナ禍において発覚したので、このたびIT庁をば作ります。
笑い死にしそうである。
そんなことは10年も前から認識されている。発覚したのは、その事実にさえ今まで気づかずに国会の方々、官僚の方々が明日の健全な日本社会を目指していたというギャグだろう。
なぜ、我が国のIT化は 、お話にならない程に先カンブリア期なのか?。と人々は口々に訴える。
答えは簡単すぎる。イカスミのパスタと聞けば誰もがイカの吐くスミなんだなと思う。タコの墨かもと思う人は一人たりとも居ない。
それほど、この答えは理路整然としている。
例えば、
TVやラジオの天気予報を何気に聞いていると、
近畿地方では~(なんたらかんたら)とか、中部地方は~
などと気象予報士が喋っている。
近畿ってどういう意味ですか。何の略語ですか。分かる人。
中部ってどういう意味ですか。バンド名じゃないですよネ。
何でイマドキ、この期にまで及んで甲信越だとか言っちゃうんでしょうかネ。
甲府周辺では、信越あたりでは、でもダメですヨ。
問題の根本は、どーして今尚、県名で語られないのかと言うこと。ひとうひとつ名前を列挙するのが面倒だから?。
それはソッチの都合でしょうが。何も外国人の人々に配慮した放送でなくても、
日本人で甲信越の意味が分からない人、沢山いると思いますヨ。日本人の漢字離れは常軌を逸していることもパブリックな皆さんご存知ないとは言わせませんけども。
もっと言わせてもらえれば、日本語そのもの離れが加速、ではなく離れ終えた、のですネ。もはや加速もへったくれもなく、完了しちゃってるのですヨ。
広島周辺が中国地方、今やチャイナの属国?なんてギャグでさえあります。
本当に日本語はヒドイ。IT世界でソレにしがみつけばしがみつくほど事態は悪化してしまう。今尚、日本人のほとんどが意味を理解出来ない古語オンパレードで民放刑法のページは満ち溢れている。
んだけど、だれも新しい、日本人誰もがスラスラ理解出来る用語に修正する気はないときた。
何で?。日本古来だから?。伝統大事?。変えちゃったら先人の方々に失礼だから?。
こういう考え、実は冗談ではなく本気みたいですヨ。
マ、誰かが国民の為に変えようと叫んでも、アッという間に袋叩きされるのがオチですけどネ、この国。
でも、菅という議員はそれをやると公言した。
私は本気で信じたい。しかし、皆が本気でIT社会を作る気があるのであれば、
日本に存する、足手まといな、慣習や習慣、それら一切を変えなければならない、という認識が果たしてあるのだろうか。
誘うと書いて、さそう、と読み、いざなう、とも読ませる。なぜ、こんな混乱を招くことばかりに満ちているのか、この国は。
あとでいくらでも言い逃れ出来るようにあいまいな表現、語句を用いる。やたら英語を取り混ぜてデタラメ語句を連発する。
ゴーツートラベルって何?。トラベルという場所に行く?。だったら頭痛が痛い、という言い方もアリですかネ…。
いい加減な言葉のボートク。それを改めようともせず、変えるべきは変える、などと偉そうに胸を張らないでいただきたい。でなければ偽善になってしまう。
Tシャツを着て「襟を正す」と言えばギャグになってしまうので、議員はTシャツ姿ではこの言葉を使いたくても使えない。
ここに日本語の限界があり、IT時代の敗者、の証明がある。ITへの移行時に生じる伝達内容全てに対し、あいまいな日本語表現がよってたかって足を引っ張ることだろう。
IT対日本語。理路整然VSあいまい。