鉄腕アトムに見る子供教育 / 地上最強のロボット

 

この記事は専門的な子供教育の話ではありません。

記事のテーマは子供の愛教育です。

愛教育?、それならウチはたっぷり愛情注いで育ててるから大丈夫。それは涙ぐむ程ステキなママ。ステキなパパ。だけどそれは親が子を愛し慈しむ(いつくしむ)本能愛教育。母性本能教育。父性本能教育。それが子育てに最も重要で重大なものなのは周知の事実。

ここで言う愛教育とは、お母さんとお父さんが我が子に与えた(る)愛情を、その子の全身に注入した純度の高い愛情を、どうすれば子供の体内でより一層増殖させ、全神経の末端にまで行き渡らせることが出来るのか、の教育のことです。教育と聞くと、凄く仰々しくって大層なものに聞こえてしますが、全然そんなもんじゃ~ありません。

漬物ヌカ床の維持管理って大変じゃないでしょ?。毎日ヌカ床サンにちょっとした手助けをしてあげるだけ。チョチョイとかき混ぜる、チョコッとヌカを足してみる、とかね。でも、そのチョコチョコがヌカ床の存続を左右してしまいますよね。ヌカ床のお大根、キュウリはヌカ床の子供です。そしてヌカ床はアナタの子供。しょっぱい子供で完成するのか、サッパリ味で完成するのか、それは食べ手にとってはイの一番に重大なこと。食べ手は社会、アナタの子供が愛する異性。

子供を漬物と一緒にするな~?。例えと同一は全然違います。

さて本題。今回は愛教育のほんのほんのヒントだけを紹介します。ヒントだけで十分です。ヒッジョ-ッに上から目線に聞こえてますか?。誰かが誰かに真剣に何かを伝えようとする時、それを上から目線と呼ぶのは、それを聞きたくない、が本当の理由。相手は立っているのにアナタだけが座っているから上から目線になってしまっているだけのこと。相手とマジメに話したいなら、アナタはきっと立ち上がるはず。立ち上がれば

ほら、もう上から目線はなくなった。同一の水平線目線。気持ちいぃ~。

日本が生んだ最大の漫画家手塚治虫氏作品、御存じ “ 鉄腕アトム ” のエピソードの中に “ 地上最大のロボット ” があります。近年、浦沢直樹氏がリメイクし絶賛の嵐を呼びましたが大人向けにクリエイトしたものですので、子供が理解しやすい手塚作品の方がストレート。見た事のないママ、パパはユーチューブで是非見て下さいね。

自身の偉大さを全世界に知らしめるべく世界最強のロボットを完成させた大富豪(元某国国王)。彼の目的は、いずれ劣らぬ世界最強と名高き7台のロボットの破壊。自身所有の殺人ロボットであるプルートウが圧倒的勝利を収めればそれは証明される。

ボクが最も注目するのはエプシロンという女性ロボット。彼女は孤児達の世話をしながら暮らしている。殺戮マシーンではなく心優しきロボットのエプシロンを何故、大富豪は最強のロボットと見なしたのか、ということなのです。

結局、彼女はプルートウに破壊され海底に沈んでゆきます。戦いはアッケないものでした。権力の権化でもなければ強さを誇示するわけでもない一台のロボットの死。残された子供達は?。最強でない真逆な者など語るなかれ。

何故、エプシロンは狙われたの?。どうしてエプシロンは強いって勘違いされちゃったの?。

自らの疑問に子供が答えられるようになった時、それが愛教育のひとつの成果。何度も何度も読み聞かせする本の中に、ぜひぜひ “ 地上最強のロボット ” を。

 

◆写真タイトル / 私は世界

 

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