雨 / 毬と子犬 / 行っちゃダメ!

Title : 

 

 

日曜昼下がり、都会の雑踏ただ中。憂鬱な雨の中、傘と共に二の腕の肌寒さも畳もう(たたもう)と足早に百貨店を目指す毬咲(まりさき)、ふと目を落とした信号待ちの断裂傘群の隙間、ひょろけたムク犬の姿に胸を突かれる。

ココア色の体色に真っ黒な鼻回り、びしょ濡れで露呈した貧相な肉付き。

近寄って屈み子犬を抱き上げようとして左耳の上を誰かの傘骨先でこすってしまう。軽い痛みを黒髪で流し投げ、素早くしゃがみ子犬をトレンチコートの下に覆い隠す。

意外なことに、きゃしゃな子犬は彼女の眼下、コートシェルターから飛び出す様によろよろと真逆方向へ小走り。数人の脚で軽く蹴られながらも足を止めようとはしない。

蒼ざめた毬咲は素早く数メートル人林を潜り抜け、再び子犬を貝襲うタコの要領で手中に収め唇を強く噛む。

さっきと真逆側の信号が変わり、向こう岸とこちら岸の入れ替わりが始まる直前、毬咲は立ち上がろうとした刹那、彼女だけは決して見てはならない光景を目の当たりにする。

彼女が交際を始めるかもしれない予感を持ちえた男性が、恋人らしき女性と毬咲の前を横切る。幸せそうな2人。子犬が2人を見せたといってもいい。

 

犬持ち込み厳禁のマンション一室に戻った毬咲は子犬にドライヤーを当てた後、暑いシャワーを浴びながら先ほど目撃した光景をフラッシュバックさせてみる。

バスタオルを使いながら置時計を右斜め見。親友の麻子が食事に来るまであと30分もない。続いて左見。キッチンの隅、冷蔵庫の横、隠れているつもりか上目遣いに毬咲をジッと見上げ続けているムクちゃん。

ヘッヘッヘッ…、ちっちゃな濃いピンクのベロが愛らしい。

 

「何食べる?。ミルクもあるんだよ」

そう話しかけ冷蔵庫の取っ手を掴んだ時チャイムが鳴った。

“ おお来た来た、ちょっと早いけど ”。

スリッパ引きながらドアへ歩み寄る毬咲より早く、ムクが彼女とドアの間に挟み入り、クルッと彼女に向き直ると、左右前足で切なげに宙をかき始めた。

「なあに?」

ア・ケ・ナ・イ・デ

そう懇願しているように見えた。不思議なことに。

毬咲はドアの前で気配を消したまま、ジッとムクを見下ろし続けている。その間チャイムは3度鳴り、やがて再びの静寂が訪れる。ムクの動作が止ん(やん)だ。

毬咲はスリッパを脱ぎ、足音を消して窓際へ。カーテン越しに信号機ライトや窓灯りをにじみ映しているイルミネーション道路を見下ろす。

麻子の車がない。代わりに数メートル離れた所に止めてあるジャガーに乗り込もうとする彼の姿が視界に。

何しに来たのかしら、さっきの彼女はどうしたのかしら。

 

バカな私ッ。

発作的にトレンチコート引っ掛け、目にも止まらぬ速さで廊下に裸足で飛び出す毬咲。背後でキャンキャン聞こえるその鳴き声は悲痛!、

イッチャダメ!

エレベーターが閉まり鳴き声が止む。

降りしきる雨に濡れそぼる2人が、もつれる様に抱き合いながら部屋へ戻ってきた。もう毬咲の頭の中は親友をどう追い返すかで一杯。ムクの姿がないことには気付きもしなかった。

数か月の交際。結婚のプロポーズを待つ彼女に彼は別のことを囁いた。彼はAV業界の人間だった。

その翌月、毬咲は母の墓参りに帰省。何となく故郷に戻りたかった。実家隣のおばさん宅でお茶を飲んでいると、

「そうそう、お母さんの写真、1枚あるから持っていきなさいよ」

手に取り覗きこむと、母が見覚えのあるムク犬を抱いている。

「この犬は?」

「ああ、入院する少し前に捨て犬がかわいそうだって、連れて帰ってきたのよ、ザンザ振りの中、びしょ濡れで可哀そうだったって」

 

◆写真タイトル / 雲ゆき

 

 

 

 

 

維新の夢 / 極楽とんぼの夕暮れ / 坂本龍馬

Title : その夜

 

 

オニヤンマの坂本は潮風避けた樹幹葉陰から桂浜見下ろし、かすかに風になびく葉先にて同志を待つ。浜へ降りる階段下ではアイスクリン屋台のオヤジが店じまいをしている様子。八月に入ってからは大抵そこに居るが…。ほどなく空の青を取り込んだ銀ヤンマがやって来た。

「すまんすまん!、チイッとばかし遅れてしもうたぜよ!(苦笑)。ちっくと時間あったキ、浜辺流しちょったら何やら訳あり気なカップルがおってのぅ。何気に話聞いとったら遅れてしもうた、すまん!(汗拭き拭き笑)」

坂本は葉片を口にくわえクチクチやりながら、湿度にけぶる薄桃色がかった水平線を遠い眼差しで眺めながら、

「それはエエけんどよ、オマンは何しに浜辺行きよったが?」

「それよ。五色砂の色合いが急に懐かしゅうなってのう。かかさま、ととさまにも永らくおうとらんチャ(会ってない)。ゴシキ見たら面影何でか思い出すわけやキ。…マッコト(誠)思い出せるのやキ」

坂本は真横に留まった中岡の顔を見ず、水平線を尚も見やりながら、

「おうか(そうか)。……ほいで、そのカップルの話ゆうは何ぞね」

「オレもハッキリしたことは分からんけんど、若い2人はお遍路周りで知りおうたらしいで。そんうち男が女を好いた、マッコト好いた。ほいで今、結婚したいゆうたんやけんど、女が言うには、この世の全ての煩悩を断ち切るため、不生不滅願うて遍路道に立った私が、結婚なんてどげぇして出来るんね、やと。怒っとったわ」

一瞬、強い風が吹き抜け、小枝に並び留まる2匹のトンボは仲良く上下に寸分たがわぬ同じリズムで揺れた。

「おうか。キッツい話やぜ…。ほいで男はなんちゅう物言いやった」

「男もそれは分かっとる、分かっとるけんど女に出おうて前向きに生きていけそうな気がしたんやと。連れ添うて助け合いながら生きてゆきたいんやと。ほしたら女が、ウチのお父さんがお酒に飲まれて壊れてしもうたんアンタ知っとるやないの、結婚してアンタ一緒に介護してくれるんか、出来んゆうとったやないの前に。自分の世話もようせんドクレモンが人の世話ち、出来んてゆうとったやないの。違う?」

「中岡。オマン、どこでそん話聞いちょったが?」

「はぐれ岩の上よ。ちょうど風がエエ具合やったキ、留まっておれたぜ。ちっくと羽根が湿ったけんど、ここで乾かせばええ思うてよ」

「おうか。オマンにもそげいな酔狂な性があったんか(笑)。京都の近藤が聞いたら歯ぁ見せて笑いよろうがのう(笑)」

「新鮮グミは好かん。クワの実がええよ。…ほいでな、突然男がチウしよったぜよ。オイはマッコトたまげたキね」

「チウ?。それは何ぜよ」

「接吻よ。坂本オマン、諸外国の言葉、まだオレよりだいぶ低い」

「おうか。中岡には勝てんか(笑)。まあエエけんどよ、結局2人はどげぇなった。こっから樹木に隠れて、はぐれ岩んとこは見えんかった。別れたんか」

「いや。面倒は見れんけんど自分も断酒するゆうて男が誓うとったキね。そんで女もゆるうなって、丸一年ほんまに酒飲まなんだら考えるちゅうことやった。そんでオイも一応ケジメがついてな、ここいらでエエやろ思うて此処に来たゆうことよ。坂本はヤブ蚊でも食うとったんか」

「いや、なんか夏風邪みたいで調子が悪い」

「そらいかん。オイがなんか精つくもん買うてきちゃるキ、ここでちょっと待っとき。シシャモ鍋でも食わんかよ」

「すまんのう」

風が世にも悲し気な泣き声を坂本に運んで来た。それは桂浜水族館に飼育されているオットセイ。波を想って振り絞る、悲しい悲しい望郷の叫び声だった…。

 

 

 

コロナ禍なワケ /バチがあたった / 神様仏様のおもてなし

Title : 飛沫の長雨

 

 

最近のアンケート調査の結果では、何と日本人の約7割が バチがあたる という言い伝えを信じているそうだ。都市伝説+田舎伝説ひっくるめての大人達からの教訓。

昨日、小学1~2年の子が、横でスッ転んだ友達に向かって

「ほら、バチがあたった!」

とはやし立てているのを見てふと思ってしまったのだが、

 

コロナ蔓延は果たして罰(ばち)が当たったのだと言うことも出来るのだろうか、と。

 

ドひんしゅくを買いそうな思い付きだが、いくら自分の考えを素直に述べることさえ許されない共産主義国家のような認識の国民が闊歩する日本国とはいえ、ここはインターネットの世界。

つまりは、世界中の130か国を超える人々が私の記事を読んでいるわけだからにして、日本人にどう思われようとも幻想に満ちた児童的な空想仮説をチラと述べさせていただきたい。

 

おひとり様引きこもり友人知人とのコンタクトは直接ではなくメールで

などという人格形成に不可欠な成長過程を完全に否定したものの考え方を実行した未成年者、大人と言う名前の威を借る大人子供達。それを金儲け第一主義のもとにこびへつらい迎合し許した社会。

バチがあたった

1人がいいんでしょ?。他人はウザイんだよね。情緒的に人に係わるのは重いんだっけ?。エモいのはパスでしょ?。

だったらスキンシップなくしてあげるね。人と人が係われない社会にしてあげるよ。ウィルス感染と言う大義があれば皆一緒。

手と手を取り合わなくても自分だけ変人てもう思われないから自己嫌悪に陥ることもないし、四六時中マスクつけて顔を隠してても誰も怪訝な顔をしないもんね。これぞ神様仏様のおもてなし!。

そーだそーだ。そうしよう。感染蔓延で済みやすい世の中にしてあげるよーん!。

とはいえ、コロナを経験して「自分にとって本当に大事なものは何かわかった」という人も多いというが、無意味な単独行動にNOと痛感した人は果たしてどれだけいるので消化。

 

ばちがあたる自業自得、自己責任は自業自得罰が当たる因果応報。なのに日本では全部ひっくるめて自己責任

 

コロナ禍以前に見た光景が鮮やかに思い出されるネ。小学1~2年の女の子が3人、公園の砂場に並んで座っていた。みんな黙ってスマホをいじっていた。それさえあてがっときゃ問題ないだろ、の親はヒドイが、この親にしてこの子あり。

あてがわれたって、砂場に来てんだから、お砂遊びのひとつもやってみりゃいいのにネ。

 

今年の夏、今年の8月の猛暑は殺人的。だけど、この殺人的猛暑の中、オリンピックは行われていたんだね!というタブーはTV人誰も口にしない。

裸の王様、の逸話。それは日本人の毛嫌いする五輪(いつわ)。

日本人のDNAをけなしちゃヤダヤダってね。

勘違い大国日本/ 税金はあぶく銭か / 政治家は芸能人か

Title :勘違い野放しの果てに一体何が拡散されたのか

 

 

そう言えば、給付金10万円握りしめ歌舞伎町風俗店に走った若者がコメントしてましたネ。どうせ拾った恋だもの、と言わんばかりに

「どうせあぶく銭なんだし、パァッとね!」

ヌアー、アハハハーン、何といフ残念なお人(お人達?)。ソレ、あぶく銭でないス。国民の税金で政府の議員自腹でもないっス。

国民の税金、オレにタダで回って来たんだからあぶく銭だべ。ではなく、将来キミらにツケが回って増税になって跳ね返ってくるのデス。デス・ゲーム。

行きは良い良い 帰りは恐い

でありまス。登山で上り始めてすぐ、空腹でもないのに持参のオニギリとお茶を全部オナカに入れちゃって、下山途中に遭難。あてなき救出を願いつつ極度の飢餓状態を迎える…。そんな感じのアナタでした。勘違いって怖いネ。

息は良い良い 帰りは恐い

は会食、カラオケの帰り道、クラスターど真ん中っショ。

 

トランプ現大統領は間違いなく再選。コロナ真っただ中でさえ働かなきゃ生き残れない人々が経済弱い人を大統領に選びますかネ。アメリカの利益を最優先、世界中を怖いものなしで渡り歩ける人を選ばない理由なんて有りますかナ。

そりゃ、政治に稚拙な日本人は「人柄が悪そうだから」という幼稚な理由で選ばない、そんな常識で生きつつ政府に振り回されてマスけど、アメリカの国民は命がけで選挙に生活賭けてマスからネー。日本人にとって政治家の人気は芸能人の好感度判断と同じ。TVに出てる人は皆有名人。アホクサいのヨ。

 

例えば、コレはどうよ。

「オリンピックが開かれないと思いますか?」

が日本のマスコミ。この質問にほとんどの人が引っかかりを覚えないっス。解答は、

「オリンピックを開催すべきだと思いますか?」

が正解。民主主義国家は主権在民。国民が主役。開くか開かれないか、政府が主導、国民は従うだけ。主権役人、が続く限り日本のオンライン化なんて1000年待っても来ないのス。

どこかの知事さんが言っておりました。「緊急事態宣言も県によってバラバラ。統一しなくて良いものか」

何で統一しなきゃいけないの?。それぞれ事情は違うでしょーに。天下統一の大河の見過ぎ?。勘違いって怖いネ。

 

口から噴射される飛沫なんだけど…。実験だと、自分の目の前の高さ50センチのシールド壁(板)、大声のヒマツが楽々と板を超えて向こう側に流れ込んでたんだけど…。

口の前に高さ10センチのシールドあるマスク付けてる人々……アレって……

ギャグ?。

勘違いって本当に怖いネ。

 

マスクを付けるリスク / マスクとクスリは使いよう / 売名行為を隠すマスク

Title : 誇大広告

 

 

映画『ダークナイト・ライジング』を観ていたら、バットマンがロビンに向かってこう言った。

「マスクは愛する人を守るために付けるのだ」

などと。勿論、ここで言う顔に装着するマスクは口丸出ーし、主に目の周囲を隠すもの、怪傑ゾロ的な。

マスクを付け自身の素性を隠せば自身の周囲関係者に火の粉がかからない、ゆえにマスク装着は愛する人を守る、という理屈になるのだと言っているのだ。

その点、スーパーマンはメガネをかけるだけで素性を隠せてしまえるのだから凄い。もしかしてトランプ大統領などは、メガネをかければ感染しない、とかいうウィルスに対してだったら喜んでメガネをかけたのだろうか。

サーカスのピエロなどは大きな丸い球を鼻に装着していた。別に素性を隠す為ではないが、それもうっとうしいのか最近のピエロは花に何も装着していないメイクのみのパターンが多い。

その点、これはどうなのだろうかね。

ネズミ小僧次郎吉。

ホッカムリしているが、アレは鼻の下だけ(顔では)を隠している。髪の毛、いわゆるマゲを隠すためにホッカムリしているのであろうが、私にしてみれば、単なるスケベェな一個人が、自分の鼻の下が伸びていることを隠すために鼻の下を布で隠している、としか見えないのだ。

とはいえ、ホッカムリのおかげで善意の活動は売名行為にはならなかった。

 

ルパン三世の次元は帽子を深くかぶり目を隠している。帽子のツバがマスクになる。むろん、目だけでなく髪型を隠すというのも非常に重要っちゃー重要な気もするが、しょせん、

 

声でバレる。話し方でバレる。耳の形、鼻の形、唇の形、などでバレバレ。目の色で分かっちゃう。歩き方など、仕草でミエミエ。

マスクひとつで愛する人など全く守れはしないのであるが、

そうかな。守れると思うけど。

などと見ている人に思わせてしまうところがヒーローの凄さだと言わざるを得ない。

 

 

 

日本人は顔を隠したいDNAを持っている。ニンジャはマスクをしているのと同じ。だからコロナの時代、マスクはほぼ定着している。シャイな自分も守れるからだ。

AFTERコロナは、WITHコロナ。だとかマスコミが言ってるけど、私に言わせれば

WAR CORONA

ありとあらゆる世界要素で、国内要素で、本格的な戦い、争いの様相が顔をもたげ始めている。

自分に火の粉が飛んでこないよう、飛んできても自分の素性が追跡されぬよう、

今、始まる

 

目隠し鬼さん 手の鳴る方へ

コロナ禍 / 567わざわい / 拡散する175

Title : コロナ数え唄小僧

 

 

コロナ禍。ころなか、と読む。時々、コロナうず(渦)、と勘違い読みする人もいる。

 

わざわい、とも読む。ワザと。何がワザとなの?。

ざわざわ、誰がいわざる。ワザあり、ウザい。

 

新型コロナ・ウィルスの知名度が未だ高くなかった3月、私は

最近、ヒアリと並びコロナ蚊という新型インフルエンザを媒介する蚊が中国から飛んでくる黄砂にライディングし来日する、

と誤解していた時期があった。私はビビリなので即座に蚊取り線香を買い占めにドラッグストアに走ったが、何故か「蚊取り線香は今の時期、取り扱っておりません。お線香の「毎日こう?」は如何(いかが)ですか」と言われブゼンとしたのだが、何故かトイレットペーパーが売り切れており1つも残っていない。

どうしてだろうと私は博識の友人に訪ねてみた。彼は上から目線で私をチラ見し、「という漢字はと書くだろ。蚊はブンブン飛ぶからだ。お前がそんなにコロナ蚊を怖れるんだったら、部屋に音量上げたマイクを一日中常設すればいいんだよ。もしコロナ蚊が飛んで来たら、マイクがブンブン音を拾ってだよ、たちまちお前に知らせてくれるってわけだ」

「それで?。だから何だ。トイレットペーパーはどう絡む」

「マイク本体は仕方ないとしてもマイクスタンドまで買うのはバカバカしいだろ。安くても数千円するんだから。トイレットペーパーに差し込んでスタンド代わりにすれば金が大幅に浮くだろ」

「じゃ、皆もマイク設置を思いついたってことなのか。ホントにそんなことで蚊からの感染を避けられるのか」

「だからカラ回りだってば。設置されたトイレットペーパーなだけにな。

★567〈コロナ〉+175「イナゴ〉=742 ⇒7+4+2=4

2020年 ⇒4

だから縁起悪い年なんだってば。

GO TO 4 ⇒ 524 +4=74

74〈無し〉

だから縁起悪いんだって」

「無しって何が無しになるんだよ」

 

余談だが、

吸血昆虫が貧血の人の血を吸うと、たちまち貧乏になってしまうというのは本当ですか。

 

身体の痛みと心の痛み / 私は泣かない / 寄り添う人になる方法

Title : コダワリ

 

 

「私は誓う!。どんなに悲しくても二度と涙を流さないと!」

などというセリフ、おそらく聞いたことのない人がいないほど、ドラマや映画ではキーワード。しかしながら、

「私は誓う!どんなに恐ろしくても二度とオシッコをチビッたりしないと!」というのはほとんど聞いたことがない。

恐ろしいモノ体験といえば、キモダメシ(肝試し)にお化け屋敷。自分が恐怖を目の前にしても平気で居られるよう、心構えを強く抱いて(いだいて)屋敷にはいる人はまず居ない。

何故なら、怖がるのが楽しい、それがお化け屋敷だから。

にしても、恐怖というものは自分の意志で抑え込むことが出来る感情なのだろうか。

デビュー戦にのぞむボクサーは恐怖で全身が硬直するという。百戦錬磨になると恐怖もさほど感じなくなる、と聞く。つまりは慣れた。克服した。

 

人が肉体的に痛みを感じるのは、自分自身の身を守るために肉体が創り出したシステム。

激熱のヤカンに触った瞬間「アジャァーッ !!」と叫んで手を離す。痛みを感じて手を離したからこそ大ヤケドには至らない。

つまり、肉体が痛みを全く感じなくなったら大変なことになってしまう、ということ。

全身麻酔がこれに当たる。切り刻まれても気が付かない。痛みゼロの手術は正当だが、激痛バロメーターが機能しない戦士は間違いなく短命だろう。

肉体と違い、心の痛みには、かなりの個人差がある。

出産を経験する前提で作られている女性の身体は男性のソレより痛みに強い、などと肉体の痛み感度も性別差まであるが、

心の痛みは個人差が激しい。

失恋して自暴自棄になったり、果ては命を絶ったりする人もいれば、ケロッとしている人もいる。

平気な顔してるのは本気で好きじゃなかったからだろう。と言われたりするが、本人は本気だったと力説したりする。誰も信じないが。

初めて犯罪を犯そうと決め実行する直前、強烈な恐怖を感じる。それが普通。回数を重ねると感じなくなる。人間は慣れる様に出来ているからだ。経験、学習で脳がその行為に慣れる。慣れてしまう。

こんなことに慣れてしまっていいのだろうか?。

と私達は首をかしげる。

肉体的、精神的、に痛みを感じなくなる。苦痛を感じなくなる。

想像すると素晴らしく楽だろうと思える。

苦しくない、怖くない、痛くない、恐ろしくない。のだから。

 

例えば、悪質なウィルス系の風邪をひく。身体が異常な熱を体外に発散して、体を冷やそうと汗をかく。大汗かいて熱を冷ます。猛暑日、犬は舌を出しっ放しにして熱を体外に発散する。

悲しみの涙、嬉しさの涙、感動の涙。このシズクは一体何を発散しているというのだろうか。

暖かい心の人。という言葉が在る。冷たい心の人。という言葉もある。

心にも平常温度という規定があるのだろうか。

であるならば、感情を揺さぶられて流す涙は、

心の熱を発散しているのか。

体温計は在るが、心温計はない。

物理的な心温計はないが、人の心のヌクモリは、それに触れた人が感じるものだ。

 

私は泣かないと誓う。

一見、正しいように聞こえるが果たしてそうだろうか。

すぐ泣かない。恐がらない。傷つかない。落ち込まない。メゲない。それは、確かに強い人と言える。いい意味でも悪い意味でもリーダーになれる人だろう。

多くの野球の監督が口を揃えて言う。

「一番許せないのは、バットを一度も振らずに見逃し三振すること」

 

社会が、世間が、それが怖いから外出せずに引きこもる。恐い思いをしたくないからストーリーのラストをあらかじめ聞いておく。

自分をおびやかす自分の感情から徹底的に逃れ、それを極力出さないように努める。心の逃避と言えるし、心の否定とも言えるし、それが最善の対処法である場合もある。

泣いたことのない人は、泣く人の気持ちが分からない。頭では理解出来ても、痛みを切々と感じることが出来ない。

大したことない、とその人に告げるのか、寄り添おうとするのか。

 

寄り添う。

 

お金儲けのことだけで頭は一杯、会場変えると言われ大慌て、時間変更しますと今頃言い出す。他人の痛みや苦しさを我が身のように感じられない政治家は一体どんな舵取りをするのだろう。

そして一方、

 

日本の太陽は粛々と繰り返す。

 

寄り添う。

No one touches me / I am a Rock / Simon & Garfunkel

 

 

I touch no one  and no one toches me

I am a Rock  I am an Ialand

and a Rock feel no pain

and an Island never cries

 

◇ Simon & Garfunkel

 

 

オレは誰にも触れない 誰もオレには触れない

オレは岩だ オレは島なんだ

岩は苦痛を 感じない

絶対に島は 泣いたりしない

 

 

都知事選の行方 / 迷子の行方 / アメリカ大統領選の行方

Title : 「ここは?」

 

 

スマホに入れて用いる迷子追跡アプリ「ここは?」が一連の不具合騒動を乗り越え待ち望むPTA達のもとへ帰って来た。それは昨日。遅い夕立の後。

本日は都知事選。押し寄せる投票者の多くは子連れ。投票所待合室前で感染防止策として投票する親から一時引き離された児童らが本日の強風にあおられて投票所廊下を追い風失踪。その時速は最高時で17km。

迷子になった子らは早速手持ちスマホのアプリを起動。

「ここは?」

の問いかけにキッパリとアメリカ人達は日本人に向かってこう言い放った。

「あんたら日本人は、気軽に他人にお声がけをして即刻仲良しになる、友だちになる、異性と出逢う、をしないだろうが。

しないんならマスクで顔隠してても支障ないからいいじゃんけ。そんなの生きてるハリがないと考えるオレっちらはマスクNOなんよ。顔を相手に魅せずしてスマイル魅せずして何を見せるっちゅーわけよ」

つまり、と児童らは結論をアプリに求める。結局ボクちんが今いる

「ここは?」

日本だっつーの。

コロナ渦の中、香港が香港でなくなる。それを見ていた自民党は一層、憲法改正の国民投票を急ごうとする。平和憲法の名を返上する結果にでもなれば、今住む私達の、

「ここは?」

日本で亡くなるっつーの。

え?、マジ?。ホントにそーかなー。

 

自衛隊員の不足は深刻。人手不足は営利団体だけではなかったのネ。考えてもみんかった。ミンミンゼミはまだ見んかった。

政府が即刻給付金を国民のもとへ!と叫んでも給付する現場が大混乱。アベノマスクも持続化給付金も、医療用必需品何もかも届かない届かない。

デジタル社会を叫んでも現場はアナログ意識の巣窟。だからこそ

「ここは?」

日本だってば。奇跡のニッポンマツなんだってば。

ア、そう。だったら拡大自衛権、防衛権は人手に頼らず武器購入、武器製造に特化しちゃうわけなのね。新しき産業、働き口拡大、そりゃいいや。極秘新型兵器をよその国の安価労働力に委ねたりはしませんでしょ?。SNS拡散あるから何処の国で作っても同じ?。

トランプ大統領危うし、ばっか報道して河井夫妻の選挙カネばらまき事件を薄める作戦はいつものことかい。そんなことする国、

「ここは?」

 

五輪を縮小して開催するんだって。確かに、アフリカ大陸、アメリカ大陸、南アメリカ大陸、感染爆発で参加できない選手続出だから何も日本がワザワザ縮小開催決議案採択せんでも縮小なんて決まってるでしょうが。パンデミックのさ中、好き好んで世界中から人を集めようとする向こう見ずな人々が暮らす

「ここは?」

 

アメリカの常識 / マスクするのは悪人 / ベインのマスク

Title : 「 ARE YOU STUOID,YOU KNOW? 」

 

 

NY在住のトマス・スマト・フォン(31才、建築設計事務所勤務)いわく、

「マスク着用を強制されてたまるか。オレは自由だ。オレにはしない自由を全力で守り抜く権利がある」

 

「確かに確かに。ドライバーはシートベルト強制着用だもんな。マスクもベルトも命を守るためのもの。それを強制するってことは自殺する権利をはく奪されてるって訳なんだしな。オレ達は常日頃からオレらの自由は完全に踏みにじられてると感じてやまないもんな」

と同僚のトマスに相槌を打つタマス・ピポポ・タマス。

 

「だろ?。マスクつけてると黒人は強盗と間違われて即射殺される危険があるんだから、警察狙撃部隊のSWATも黒マスク着用してるわけだ。逃げ延びた犯人に顔を覚えられたらあとで命がないもんな。やっぱマスクつける自由があるんだよ、家族のことを考えりゃ」

「やっぱそうか。トランプ大統領が頑としてマスク付けない理由はソレか。もう世界中に顔を覚えられちゃってるもんなァ~。今更って話だし、シークレットサービスなら黒サングラスに加えて黒マスク着用は必須だろうからな」

「マスク着用義務を課すロスあたりじゃバットマンの宿敵ベインがしてたマスクのレプリカが大人気になってんだろ。日本じゃマスク着用イコール悪人じゃないんだってな。ありえねー、何で顔隠して警戒されねーんだ?」

「この世に真の悪人はいない、と信じてるからだッてさ」

「ホントに?」

「ホントに」