晩秋のススキ / コロナ終息状態 / 手を振るサヨナラ

Title : 固まるBABY

 

 

少なくとも、日本国内に於いては

今のところ、あたかもコロナ感染は終息状態。

今後、いついかなる時に不測の事態が起きるとも限りませんが、

とにもかくにも、今のうちに

済ませておかなければならないことの

あれやらこれやらに皆様も追われているのでしょうね。

とはいえ、うららかな晩秋の風情に誘われ、

その腕の中、束の間を忘れていたりもするのでしょうか。

ボクも、昨日はチャリ外出、

周辺を散策してきました。

まず、運河の入り江で、顔見知りの赤エイを呼び出し。

 

 

Title : ハロー!

 

 

全長2mくらい。このお方は、いつもこのナワバリで20cmくらいのハゼを食べまくってます。

この日は今年一番の寒さ、風速5mも冷たかったです。

それでも、見ての通り足元まで来てくれました。

 

“ アイツどうなった。キノシタとかいうトギ ”

 

と、ソニー ( ボクが勝手に付けたエイの呼び名 ) が聞くので、

 

“ やっぱりあんたの予想通り、引きずり降ろされたよ ”

 

と、答えると

 

“ 社会的制裁の成果? ”

 

と聞き返すので、そうだと答えると

 

“ だと思ったよ。ふんじゃぁね ”

 

と、軽く黄色い片手を上げて去っていきました。

 

 

Title : 去り行く勇姿

 

 

運河の汽水は見事に澄み切ってますね~。ソニーは、

ダト、オモッタンダヨナー

をブツブツ呟きながら深みへ。

そろそろ、彼もハゼも、温かい海の深場へ落ちる頃です。

ちなみに、写真中央の石の真横の赤いのは紅葉、点在する白い塊は泡。

 

入り江を後に、次はススキを見に里山の小道へ。

 

 

Title : 晩秋の小道

 

 

澄み渡る空と風に心が洗われます。

洗濯機の中で激しく回転しているような、

と言えば嘘になりますか?。

と、その時、

「行ってきまーす」

という猫の鳴き声が、左手の樹の裏手から。

回り込んで見てみますと、

 

 

Title : 陽だまりの中で

 

 

お二人は長々と話し込んでいたのでしょう。

アグラでもかいていたのか後ろ足をノビッコ屈伸しています。

見送る側は、微動だにしません。

 

 

そのあと、周辺をぐるりと散策し1時間後に戻って来ると、

偶然、またこのネコに会いました。

 

 

Title : あれっ?、どこ行った?

 

 

コロナが、ずいぶん色々なものを変えました。

塗り替えたり、塗り直したり、

塗るのを止めちゃったり、さまざまですね。

 

冷えて来たので、早々に引き上げることにしました。

振り返れば、銀色のススキが名残惜しそうに手を振ってくれています。

 

 

Title : 揺れる白銀

 

 

小道の葉っぱの上、小さなコガネムシ系の虫を見かけました。

せわしなく動いてましたが、覗き込むとビクッ!として

そのまま固まってしまった。死んだふり?。

セミがこんなだと、子供も網要らずで採り放題なのにね~。

 

人間もショックで固まっちゃう時がありますけど、やっぱり

本能的に自分の存在を消そうとでもするんでしょうか。

今年を振り返れば、

そんな時が、たくさんの人々に、沢山あったような気がします。

 

などと、シミジミしながら

スーパー売り場をぷらんこぷらんこしていると、

ダルマ弁当を発見!。

ひと昔前、軽井沢駅で購入し新幹線座席で食して以来!

1100円もするのをものともせず勢いで買ってしまい、

いいや、想い出を食べるのだから!とガツガツ。

 

 

Title : 色どりも美しいダルマ弁当

 

 

炊き込みご飯がゴワゴワと固くなっていて

冷え冷えとしておりました(涙)。

赤いウツワはチン出来ないそうで、

別のウツワにわざわざ移してチンするなどといったことも

ウツワの小さいボクには到底できず、

まさに手も足も出ず。

 

あー、それでダルマ弁当なんだあ~。