強きを知り弱きを知る / 強きと弱きに信頼の絆を

Title : 両方ともこっち来なさいよ

 

 

私達の国でも路上生活者の存在は周知の事実で、

その大半は男性であることもよく知られている。

路上生活など、女性はありとあらゆる意味で男性のようには出来ない。

だからそうなりそうな場合、絶対そうならないように手を打つ。

個人によって方法は異なるだろうが、

基本中の基本は横のつながり、これにとどめを刺す。

 

自然界の法則では食物連鎖上、弱い種は群れをなす。

人間も至極当然そうする。

だが、男性は女性より遥かに野放図であることも周知の事実。

デイケア・サービス施設でも、女性陣は互いに打ち解けるのが早く

お喋りを楽しめるが、

男性陣は一人一人がバラバラで

暇を持て余している光景が目に付くという。

さもありなんといったところだ。

 

アメリカの度重なる銃乱射事件。本当に胸が痛む。

アメリカ本国では銃規制と自己防衛の自由とが

真っ向から対立している。

他国の我々には口出しする権利など全くない。

ただただ哀悼の意を示す事しか出来はしない。

 

これは真剣な私見であるが、

学校を無差別銃撃で襲う犯人は圧倒的に白人男性が多いような印象を持ってしまう。

KKKも過激な行いをとった。

 

社会的地位で圧倒的な弱者である有色人種は

力を合わせなければ到底生活出来ない状況下にある。

しいたげられた仲間を見るのが日常、

痛めつけられた仲間を見るのが日常。

当然、肉体的心的痛みを知り尽くしているから

命の重さ、軽さも骨身に染みている。

 

社会的弱者も集団で犯罪を犯すが、

往々にして食べる為の手段で

無差別乱射殺人といった

実の無い自暴自棄の破滅行為とは一線を画す。

 

集団でも個人でも他者を襲う者は弱者。

自己だけが勝手に膨張し続け

他者が全く眼中から消失してしまう精神的極限状態。

仮想脅威に内心ひどく怯え、

痛みを知らない分、

しいたげられ迫害された経験がない分、

想像は誇大妄想となり、

やがて自身の度を失ってしまう。

 

いつ終わるとも知れぬ攻撃に耐え続ける人々は強い。

その強さに肌の色の違いは全く関係ない。

 

犯人に白人が多い印象を持つのは事実だろうか、言いがかりだろうか。

マイノリティーの人々に職を奪われてしまう白人も大勢いるが、

ネットワークで身を守り非暴力体制でかたくなに耐える歴史は

有色人種よりずっと浅い。

 

以上、あくまで私個人の稚拙な印象分析なので

間違っているのなら大変申し訳ないが、

現在も含め、今後、どのような人種であっても

横のつながりを強固に保たなければ

人生がより一層ハード過ぎるものに

特化してゆくように思えてならない。

 

女性と比べ、自身の力を過信する男性は非常に孤立しやすい。

我が国日本においては、

女性はオシャベリで、

男性は軽口を叩かない

ことを良しとする文化が歴然とあり、

それにかまけた男性達が、現在進行形でやせ我慢孤立している

状況が多々見受けられる。

仕事に1日の大半を費やすので、自身の危うい立場に気づいていない人も多い。

 

会社は組織。組織は強い。

それを日々十二分に知りながら、

組織を離脱した後、民間レベルでの組織加入構想

を何ら持ちえないのは

大変危険なことだとは思わないだろうか。