風の音 / 聞き分ける日本人 / 聞き分けのない女です

Title : 日本人て擬音長者なんだね!

 

 

最近の風の強さったらないデッス。

例年てこんなに風当たり強かったでありましょうか?。

しかも音のしない風なんですよォ、ウチの近所吹き荒れてるのはネェェェ…。

日本人て世界でも指折り、自然界擬音聞き分け人なんスってね。

アラマァ凄い。風の音なんて、それこそバラヘテイ豊かでアリマショーシ。少子化。

 

ヒュルリ ヒュルリララ ききわけのない女です

〈森昌子 / 越冬つばめ〉

 

 

ゴーゴーゴー 風が泣きながら ゴーゴーゴー

ゴーゴーゴー 風が踊っている ゴーゴーゴー

どうせ帰らない 恋ならば

早く 忘れた方がいいぜ

〈ザ・スパイダース / 風が泣いている〉

 

ざわわ ざわわ ざわわ 広いさとうきび畑は

ざわわ ざわわ ざわわ 風が通りぬけるだけ

〈森山良子 / さとうきび畑〉

 

北風小僧の寒太郎 口笛吹き 吹き ひとり旅

ヒューン ヒューン

ヒュルルン ルンルン 寒うござんす

ヒュルルルルルルン

〈はいだしょうこ / 北風小僧の寒太郎〉

 

日本人が擬音を聞き分ける天才とはいえ、作詞家の方々のオリジナリティーあふれる表現には脱帽といったところでショーねぇぇぇ。

 

風の音ではありませんが、TV時代劇『子連れ狼』主題歌、

 

しとしとぴっちゃん しとぴっちゃん

哀しく冷たい 雨すだれ

幼い心を 凍てつかせ

帰らぬ父 (ちゃん) を待っている

父 (ちゃん) の仕事は 刺客ぞな

〈橋幸夫 / しとしとぴっちゃん〉

 

という雨音の表現には当時の日本人達もサスガに舌を巻いたそうデッス。昔話の『桃太郎』の話の中でも

 

大きな桃が ドンブラコー、ドンブラコーと流れて来たそうな…

 

という表現にもド肝抜かれマッス。地方によって

ドンブリコー、ドンブリコー

或いは、

ドンブラコー、ドンブリコー

或いはまた、

ドンブリコー、ドンブラコー

と様々なようデッス。

つまり、アレですね。TVアニメ『オオカミ少年ケン』主題歌、

ボボンバボンバン ブンバボン

のタグイですな。大抵のお方は

ボボンバボンバン ボンバボン

と覚えてしまっており、クイズ番組で

「これ知ってる!」と自信満々に回答し大ハズレ、

顔をウデダコにし憤慨する様子が

TV画面にアップで映し出されたことを記憶しておりマッス。

 

ドングリころころ ドングリこ

ではなく、

ドングリころころ ドンブリコ

なんスね。ボクも恥をかいたッス。大体、初心に戻って考えてみるにドングリという名称、凄いッスよ。いわれ、何なんでショーカ。