卒業 / ドラマチックなトラウマチック

Title : 保護者と児童

 

 

卒業式。甘くほろ苦いセンチメンタルな儀式…にしたい取材者側方針なら、甚だ現実離れした事実誤認のひとりよがり報道になるだろうし、キチンと取材し証言をとるならば、登校から解き放たれた者達の口から意外な事実が浮かび上がることもあるのだろう。苦悩と不安、素知らぬ素振りと僅かな泣き虫、卒業式。

未成年者への取材が無理、若者の未来に影響を与えかねないから、の理由で具体的なレポートを行わないなら卒業式の映像報道自体も無意味。ましてや事実誤認のほろ苦き哀愁の別れなる演出は子供じみ、残念な大人と子供達から失笑を買うだけ。現に買っていて、それにさえ気づかない時代遅れは頭の痛いところ。

時代錯誤の認識をしたトップによって組織が振り回される。今や日本の頭痛の種。需要と供給バランスばかり考えていないで、要求と発散の図式を学ぶことから始めたらどうか。初心者コースがいいだろう。

初心者コース。地道な取材。取材時にハッキリと本質が掴み取れる理解力を大学卒業までに学べていなければ手遅れ。軽く卒業しただけのこと。

軽く卒業することを軽卒という。